ドライマウス(口腔乾燥症)を把握しておく

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被介護者に多くなるドライマウス

パソコンを長時間いじっていると、ドライアイという目が乾燥した状態になりますし、これと同様に口やのどの渇きが激しくなるドライマウスという症状があります。
このドライマウスについては特に介護の世界で注目されるようになっています。

口が渇くような状態にあり、毎日しっかり歯磨き介助を行っているのに、お口の中の衛生状態が全く改善しないという時には、ドライマウスになっていることが考えられます。
ドライマウスという状態は唾液の分泌量が少なくなり、お口の中が乾燥している状態をさします。
この原因はシェーグレン症候群などの自己免疫疾患、また糖尿病、腎臓病などの病気が原因となる事もあり、このほかにも食生活、精神的なストレス、加齢、またお薬の副作用でもこうした状況に陥ってしまうこともあります。

水分摂取量が少なく脱水状態となっていると、唾液の分泌量が減少しドライマウスになる事も少なくありません。
通常健康な人は1日1.5リットルから2リットルの唾液が分泌されているといいます。

しかしドライマウスの症状が進んでしまうと、唾液量が通常の1/10にまで減少するといわれています。
抗菌作用や粘膜保護作用、また粘膜秀副作用などがあり、お口の中を清潔に保つ役割を持っていう唾液が少なくなるということは、被介護者の健康にもかかわります。

ドライマウスが発生する要因とは?

ではドライマウスになってしまう要因とはどのような事があるのでしょうか。
まず虫歯、歯周病などが原因となります。
糖尿病の方は歯周病を持っている方が多いですし、この状態で介護が必要となると、ドライマウスになる可能性も高くなります。

この他に、味覚障害、摂食障害、嚥下障害、誤嚥、さらに感染症などによってもドライマウス状態になる事があります。

年齢を重ねるとどうしてもお口の中の唾液の量が少なくなる傾向になり、特に何も食べていない時の分泌量が減少するという特徴があります。
口が渇くということをただの老化現象ととらえてしまうと、ドライマウスの症状をすすめてしまうこともあるので、注意が必要なのです。

ドライマウスにならないために必要な事

ドライマウスにならないために、義歯の不適合をなくします。
義歯が合わないとしっかり噛むことが出来ないので、唾液の分泌量が低下するため、高齢者にあった義歯が必要です。

高齢になると糖尿病や腎臓病、更年期障害などによってお薬を利用することが多くなるので、その副作用として唾液の分泌が少なくなりドライマウスになる方も少なくありません。
リラックスしている時に分泌が促進されるのが唾液ですから、ストレスがあり緊張した状態があるとドライマウスになりやすくなります。

介護施設に在宅される高齢者については、研究によると唾液量が土日に多くなるといわれています。
土日になるとご家族などが面会に来るので、ストレスが少なくなり唾液が多くなると考えられているのです。

ドライマウスが進行しないように、まずその状態になっていることを発見すること、またそうなっていたら、原因を突き止めて即対応することが必要です。
また義歯があっているかどうかなど、ドライマウスにならないために予防策を講じることも必要です。