抑うつ時の対応方法

Home / 抑うつ時の対応方法 - , by grega7uk

認知症の方に起りやすい抑うつ状態とは

認知症の方にとってはご家族や周囲の方が、自分が思っていること、言いたいことをしっかり聞いてくれない、否定する、非難されているという気持になってしまうことが多いです。

そのため、周囲に理解してくれる人が誰もないと悲観的になり、自分自身の中に閉じこもってしまう抑うつ状態となってしまうこともあります。
こうした状態になると精神的な状態が身体的な活動も抑制してしまうことがあり、何をするにしても意欲を感じられなくなっていくことも少なくありません。

何に対しても関心がなく、感情が表に出ないので、家族はより一層被介護者がどうしてほしいのか理解できなくなり、また感情が感じられないので家族にも介護する気持ちを失わせてしまう要因ともなります。
今までできていた排泄行為がいきなりできなくなったり、食事も自分で取る事をしなくなったり、何もかもが家族任せとなる事もあるので、介助の負担も大きくなり、ご家族にとってもいい状態といえません。

興味がありそうなことをみつける、趣味を見つける

抑うつ状態になってしまった場合、意識の中では現実社会と全く切り離された状態にあるので、本人が興味ある事、関心がある事をみつけるということが難しいことも多いです。
でもよく見ていると、抑うつ状態にあっても何かにふと目を向けたり、ちょっとだけ表情が変わる瞬間もあります。

お孫さんがきれいなお花を摘んで持ってきてくれた時、また音楽を流してみたら気持ちよさそうな顔をしたという時には、興味がある事なのかもしれないとアクションを起こしてみてください。
キレイなお花を毎日枕元に置いてみたり、お孫さんが描いた絵を見せてみたり、お孫さん、お花、どちらに興味を示したのか、こうしたアクションによってわかるようになるかもしれません。
音楽を流した時に気持よさそうな顔をしたり、いつもとは違う表情になったということなら、その音楽を毎日聞かせてみたり、デイサービスのカラオケなどに連れ出してみる、家族と一緒にカラオケに行ってみるということでもいいかもしれません。

デイサービスでは介護施設などでよく行われている音楽療法や園芸療法などを取り入れている所もあるので、こうしたところで興味がある事をみつけ、表情がドンドン変わり、抑うつ状態から脱していく被介護者も多いです。

家の中で役割を持ってもらう

責任ある事は無理だと思いますが、例えばお洗濯を一緒に畳んでもらうとか、庭の水やりをしてもらうなど、被介護者の状態をみながらできる事を探し、家族の役に立ってくれているんだよということを知らせると症状が改善することもあります。

不安、孤独などから抑うつ状態になる事もありますが、この原因に家族の役に立てない、厄介者だと感じていることもあります。
そこで、やるべきことがある事、家族のためにしてくれていることがあるという行動をしてもらい、自信をつけてもらうということも症状改善の行動につながります。