老人性うつ病

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認知症と間違われやすい病気

老人性うつ病は、その症状から認知症と間違われやすい病気です。
しかしながら、この二つは全く異なる病。
認知症は攻撃的になったり、性格が変わったり記憶障害などが見られますが、老人性うつ病は攻撃性はありません。
そして、貧困妄想、疾病妄想、罪悪感などが見られます。

また認知症はゆっくりと進行して行きますが、老人性うつ病は突然変化します。
病気を発症するきっかけは、配偶者のとの死別やペットとの死別、離婚、子供の離婚、子供の独立、定年など様々あります。
また、我が子がうつ病になったことで、自身もうつ病を発症することも。
この他にも、ちょっとしたことがきっかけで発症することもあり、なかには誰かに言われた一言が発症のきっかけというケースもあります。

老人性うつ病になると、生きがいを無くしてしまったり不安感を抱えてしまいます。
その背景には色々なものがあるのですが、中でも喪失感が大きく影響している傾向があります。
また、年齢的に環境が大きく変わる時でもあります。
今までずっと外で働いていた人が、退職して家にいる時間が多くなる方も。

その為、どうしてもそれについて行けずに落ち込んでしまう場合もあるのです。
他にも、体調を崩したり病気が原因で老人性うつ病になることもあります。
気分が落ち込む日が続く、眠れない、倦怠感がある、趣味などに興味が無くなった、食べても美味しいと感じなくなった、食欲がなくなったなどの症状が2週間以上続いている場合は、老人性うつ病かもしれません。
早めに医療機関を受診するようにしてください。

治療は抗うつ剤がメイン

医師に診断によって、うつ病であることがはっきりしたら、薬物療法を行ったり行動療法を行いながら治療を進めて行きます。
治療の用いられるお薬は、所謂抗うつ剤であり、いくつかの種類があります。
「フルオキシン」や「レクサプロ」、「シンバルタ」など多数ありますが、それぞれに副作用もありますので、薬について理解しながら医師の指示に従って続けていくようにしましょう。
また行動療法についてですが、こちらは同じような環境にある人達がグループを作り、そこで医師などの管理の元、お互い話し合うことで改善をめざすというものです。

ご存知のように、うつ病は再発しやすいことでも知られています。
また、心の中のことは目に見えにくいですからなかなか気が付いてもらえません。
ですから、家族に高齢の方がいらっしゃるお宅では、日々注意しながら接して行く必要があるのです。

うつ病は自殺する人が多いとも言われています。
特に、高齢者はその傾向が高いと言われていますので、是非気を付けてみてあげて頂きたいと思います。
ご家族の方は、何か生きがいを持ってもらえるように。
また、家の中に引きこもったりしないように注意しましょう。